EXHIBITION “Grateful”
西岡ペンシル Grateful ~花か髑髏か~展
2022.6.3-6.13 at AL
引き摺り “鏡の女髑髏風” 2022
“菊華髑髏図”(部分) 2022
“現世美人画” 安本彩花 (私立恵比寿中学) 2022
“蛇と髑髏”(部分) 2022
“現世美人画” アオイヤマダ 2022
“現世美人画” KAHO KOBAYASHI & RIKO NAKAYAMA 2022
浴衣“烏と群青” 2022
振袖“ペルシアン” 2022
本展は、西岡ペンシルにとって3年ぶりとなる個展。「生と死」をテーマに制作された花と髑髏などの文様作品が並ぶ。また、京都の工房・職人とのコラボレーションによって制作された、引き摺りと振袖も展示。 これまで制作し続けてきた文様作品に加えて、 友禅の新たな魅力を作り出すことにも挑戦した。私立恵比寿中学のメンバーや、ダンサーのアオイヤマダをモデルの起用した「現世美人画」シリーズも展示する他、アートワークやドローイングなど、大小20点あまりを展示・販売。さらに、オリジナルデザインの Tシャツ、タイツやスカーフ、京友禅の老舗による型染めの浴衣なども販売。
PROFILE アートディレクター/図案家。西岡ペンシル代表。京都市生まれ。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒。 企業の広告やキャンペーン、ブランディング、ロゴデザインからテキスタイルデザインまで様々な分野で仕事をする。 鳥瞰図師の祖父と、京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、和様の美から受ける刺激・素養を グラフィックデザインやアートに通じるものとして活かしてきた。文様を単なる柄や装飾と捉えるだけではなく 「時代や場に応じて複雑な意味の広がりを投影できる優れたアートプラットフォームとしての文様」を独自に制作する。 2014年にはパリと東京で2つの「ニュー・文様」展を開催し大きな注目を集める。 近年の個展では「文字と文様」(’19 )がある。
STATEMENT 自然と人の仕業によって文様は形作られる。 これまでも、これからも続いていく文様の長い歴史の中で、 私が形作った文様が、新たな価値を持ち、 人と交わり今を生きることができたとしたら、 かけがえの無い喜びです。
写真:磯部昭子