NISHIOKA PENCIL SS 2022

NISHIOKA PENCILの新作浴衣。華やかで躍動的な 「まつりかすり」 、装飾的で繊細な「月下美人と蝙蝠」、若冲の烏を再構築した「烏と群青」 など。京友禅の老舗、岡重による型染めです。江戸以来「白さと高い品質」を誇る「知多木綿」を生地に使用しています。繊細な染めにも適した風合いのある変わり織は、浴衣や夏着物としても楽しめます。

浴衣“烏と群青 CROW” / 生々と描かれた若冲の烏と幾何学文様を再構築。墨の表現を型染めで美しく再現した浴衣です。（細見美術館所蔵 伊藤若冲作品「花鳥図押絵貼屏風」より）

浴衣“変わり市松 CHECKERD PATTERN” / 一見シンプルながら、遠目で見ると揺らいだようにも見える「変わり市松文様」です。伝統的な文様をモダンに解釈した「西岡ペンシル」のオリジナル文様。

浴衣“月下美人と蝙蝠 QUEEN OF THE NIGHT” / 夏の月夜、花に誘われて飛ぶ蝙蝠。装飾的で繊細な図案を、染料と顔料を使って染めた浴衣。黒地にゴールドのアウトラインが美しい仕上りです。

浴衣“まつりかすり MATSURI KASURI” / 絣（かすり）、イカット由来の文様を躍動感のある構築と祝祭的な彩りに。染料と顔料を使った型染めの浴衣。

浴衣“金魚 KINGYO” / ふんわりと泳ぐ「金魚」の尾鰭をしきつめた、 曲線が美しい「 西岡ペンシル」のオリジナル文様。 京友禅の老舗「岡重」が染料と金泥調の顔料で染めた、 繊細なモチーフの美しい型友禅です。

PROFILE アートディレクター／図案家。西岡ペンシル代表。京都市生まれ。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒。 企業の広告やキャンペーン、ブランディング、ロゴデザインからテキスタイルデザインまで様々な分野で仕事をする。 鳥瞰図師の祖父と、京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、和様の美から受ける刺激・素養を グラフィックデザインやアートに通じるものとして活かしてきた。文様を単なる柄や装飾と捉えるだけではなく 「時代や場に応じて複雑な意味の広がりを投影できる優れたアートプラットフォームとしての文様」を独自に制作する。 2014年にはパリと東京で2つの「ニュー・文様」展を開催し大きな注目を集める。 近年の個展では「文字と文様」（’19 ）がある。

STATEMENT 自然と人の仕業によって文様は形作られる。 これまでも、これからも続いていく文様の長い歴史の中で、 私が形作った文様が、新たな価値を持ち、 人と交わり今を生きることができたとしたら、 かけがえの無い喜びです。

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PHOTO：磯部昭子